知識と情報の小径【領収書編】

領収書にまつわる優れたコラムや興味深いコラムを紹介する小径です。

コラム  男は考えた。  朝食のこと。  カレーのこと。  ジャガイモのこと。  腐ってブヨブヨになっていること。  捨てるべきか。  ゲリ&ピー    人は考える。  ひらめくまで。    トイレに流し詰まったら、  水を流す。  そしてまた水を流す。    焦ってラバーカップを  しゅぽしゅぽし続けるのであった。    詰まった人に。    水のトラブル救急隊(2025/9/3時点でインターネット上から消えている)        はい、ということで朝4時に起きてカレーを作ろうとしたところ、ジャガイモが腐っており、何を思ったのかトイレに流して詰まらせてしまった男(何を隠そうわたくし)の「トイレがあったら流したい話」についてごご紹介いたします。    上記の事情により焦りまくった私はラバーカップでしゅぽしゅぽしたり、手を突っ込んで穴をまさぐってみたりしたが一向に詰まったままだったので、水道業者に依頼することにした。    依頼する水道業者を決めるためインターネット上で「トイレ詰まった」で検索すると、安くて早くて安心を謳う業者をはじめ多くの業者がヒットした。    精査すべくGoogleレビューで口コミを見ようかなと試みたところ、1つも見当たらない、どれだけ携帯の画面を上下に擦っても皆無だった。あるのは業者独自のサイト内にある100%管理下に置かれた星5の評価ばかりのレビューだけである。もはや、Tiktokや配信をする女の人の顔が〇▽に高速変化するアレ並みに不自然である。    実家にて太陽光パネル業者や外壁塗装業者、地金屋を数多く門前払いにしてきた一族の血が最高潮に騒ぎ、警戒マックスとなった。その後もあれこれ検索ワードを変えてみるもののこれといった情報は無く、概要を教えてくれるAIまでが水道業者内のレビューに引っ張られ「多くのお客様は迅速な対応や親切さに非常に満足しているようです」と表示する始末。    しばし沈思黙考を挟み、とりあえず業者に電話してみることにした。    以下3件とも、まずはフリーダイヤルに電話をかけ、その後近隣の空いている担当者を割り振り、割り振られた担当者から私宛に連絡が来るという流れであり、割り振られた担当者と私のやり取りの一部です。      1件目  安くて早くて安心なやつ  本日中の対応はできない旨説明があったので断念。状況を説明し相場を聞いたが現場で見ないと判断できないとのこと。    2件目  キティちゃんの絵が描いてあるマグネットシートをポストに送り付けてくるやつ  状況を説明したら  「あー、じゃがいもーっほほほ」  「あーこぶし大のぉーっほほほ」  とやたらとハイテンションのおじさんで、感じは良かったが、今日中に対応はできるがいつになるかわからない旨説明があったので保留とした。相場を聞いたところ便器を外すとなると3~5万円はかかると教えてくれた。    3件目  長嶋一茂がイメージキャラクターになっていた水のトラブル救急隊  状況を説明したら  「2時間後には着きます!」と若そうなオトコ!  アタシ早くしてほしいのぉ♥お願いねん!という胸を伝えたところ快諾してくれた。  料金は現場を見てから説明しますといわれた。      担当者が到着するまでの2時間、ずっとトイレの前でモジモジするのもアレなので、業者の情報を出来る限り調べてみることにした。  以下調べた情報(具体的なことは書きませんが)  会社の事務所・・・とある都市のマンションの一室を事務所としている。Googleマップで見たところ看板の設置はない  電話番号  ・・・フリーダイヤルのみ記載があり、事務所直通の電話番号は記載なし  口コミ   ・・・電話番号をそのままGoogleで検索すると、その電話番号についての口コミが見れるため、フリーダイヤルを         検索してみたところ1件だけ口コミがあり「自己責任」とだけ記載があった。 え、、、こわぃょぉ    自己責任との書き込みを見た私は恐ろしくなりこれ以上の検索をしないことにした。ちなみに自己責任とはWikipediaによると「個人は自己の選択した全ての行為に対して、発生する責任を負う」「自己の危険において為したことについては、他人に頼り、他人をあてにするのでなく、何よりもまず自分が責任を負う」とある。  いやぁ、、、そうだけどさぁ  なんか、改めて言われると怖いよね、なんかね😉    さて、部屋の掃除をしたり、カレーを食べたり、担当者が来てからの注意点を自分なりに考えたりした。    以下考えた注意点  ① 言った言わないの水掛け論を防ぐため録音する。  ② 相手が言ったことは自分の言葉に変えて復唱し相手に確認する。  ③ 納得がいかなければ断固として支払い拒否。    録音ってばれたら恥ずかしいよなー、二人だけの空間なんだからヒ・ミ・ツとか言って携帯を便器に流されたら新たな快感がムクっとなりそうだなーとか考えていたら、担当者がインターホンを鳴らした。    扉を開けると顔面にピアスをした若いジャニーズ風のオトコが勃っていた。    あっ、ふーん。。。    録音については、担当者が私の許可をとることなく担当者の携帯で勝手に録音を始めいていたので私も堂々と録音することができた。    挨拶もそこそこに例のトイレに案内し状況を再度説明し、担当者も詰まりの具合を確認したところ以下の旨説明があった。    便器の取り外しが必要であり、それでも取れなければ配管に詰まっているということになるので専用のドリルで汚水栓まで押し出す必要がある。  料金は便器を外すまでであれば2万円、ドリルを使うことになれば建物の構造上3万円がかかる。    ここで私は確認のために「合計で5万円以上はかからないということですね」と確認をしたところ、担当者も「はい、そうです」と返事をした。    これで私は安心して自室で待機していたのだが、担当者から汚水弁はどこかと聞かれたが、知らないので一緒に敷地内を一周しとうとう汚水弁を見つけることができた。    担当者曰く、汚水弁が想定していたよりも遠い場所にあったらしかった。    確かに遠いねなど話しつつまた担当者は作業、私は待機となった。    30分後作業が終わったらしく、声を掛けられ担当者と作業後の確認をすることとなった。しっかりと水は流れ我が家のトイレは本来の清らかさを取り戻していた。さらにゴムパッキンまで交換してくれるというから感動した。    さて、お会計の時間となり、そのオトコ♥との別れの時間も迫っていたのだが、しかし、領収書を見たところ唖然とした。    なんとなんとなんと270,000円と記載があったのです。おや?カレーのスパイスにやられて目がかすんだのかしらんと思い再度真っ新な気持ちで確認をしてみたが、おや?カレーのスパイスにやられて目がかすんだのかしらんと思うのみで何の進展もなかった。  確かにそこには27を筆頭に0が4つも所狭しと並んでいた。なるほど自分の給料よりも大きな金額を見たとき、理解ができなくなるものだと聞いたことがある気がしてきたわけだ。    しかし不可解なのは私が担当者に5万円以上かからないと確認をしたにもかかわらず、2乗しても余るほどの金額を請求されているということである。    担当者に聞くほかないので聞いたところ、以下のような説明を受けた。    確かに5万円までと言いましたが、それは汚水栓までの距離が想定内であった場合の話であり、想定を大きく超えているので仕方ないですね。いっしょに敷地内を歩き回って汚水栓を探すときに遠いねって話したじゃないですか、それが見積りの変更になるんですよ!    は?想定は業者が一方的にしていることであり私への共有や説明は一切ないし、見積りの変更って具体的な金額を示して5万円で見積りしてたんですが25万円前後になりそうですというのが見積りじゃないんかい、それにその鼻糞が干からびたみたいなピアスはなんじゃい、それとすぉれとgfm家;kbzmv;;kvl:g」kg:p    言いたいことはたくさんありましたが想定や見積もりの変更について2時間程度商談を行った結果、料金は5万円で手を打つとのことでした。        追記      私と担当者のQ&A  ①Q 料金表や見積書はなぜないのですか?   A 緊急でのご依頼ですので1秒でも早くを心がけています。    ②Q 1秒でも早くを心がけるのは良いと思いますが、見積りが雑すぎてお客さんとトラブルになったことはないですか?   A 今なってますね。    ③Q 今以外には?   A 料金でお客様からご意見を頂くことはありますが、丁寧な説明をすることによって最後には納得してお支払いいただくことがほとんどです。    ④Q 今回は残念でしたね?   A ほんとにそうですね。    ⑤Q 責任者と話をしたいんですけどホームページには事務所直通の番号は書いてないですが、どうしたらいいですか?   A 俺の方からかけますね(LINE)    ⑥Q (上司らしき人)どうした?   A (担当者)俺の説明がアレでお客さん切れてるんすけど上司に変われって。    ⑦Q (私) 責任者の方でしょうか。担当者の方から当初の見積り金額よりもとても大きい額の請求を受けて納得いかないんですけど、責任者の方も含めての話し合いの方がいいですよね?   A (上司らしき人) いやぁ、現場のことは現場の人間に任せてますので自分の方からは何も言えないですね。    ⑧Q (私) じゃあ担当者と私で話を進めていいですね?   A (上司らしき人) はい、かまいませんよ。    以下、私と担当者で「いやっでも!」「でもじゃなくて」的なやり取りを続けましたとさ。      担当者への聞き取りで分かったこと    ・業者のホームページに書いてあるような低価格(800円程度)で作業ができることはまずない。担当者に1000円以下でできる作業って何があるんですかと聞いたところ特にないとのこと。トイレに限らず、どんな作業でも最低でも2万円はかかると思うとのこと。     ・基本の料金設定は大体こんな感じ(トイレに限る)   トイレの取り外し・・・2万円   配管にドリルを突っ込む・・・1メートルあたり3万円 ※配管に対する保険?も含まれているとのこと。      業者は改名していることが判明、以下ぼかしながら    水の臣又ク窓ロ24    糸 ヨ      心          ゴホンゴホン、ではここで一句    自己責任 腐ったジャガイモ 流すなら     ・・・
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